シャンプーの成分名だけで選ぶよりも・・・
シャンプーに配合されている成分名だけでシャンプー選びをしていませんか?
洗浄剤の種類やシリコン入りかノンシリコンかなど。
確かに成分名と各成分の特徴がわかれば、そのシャンプーがどのような中身なのかを判断する一つの目安になるのは間違いありません。
洗浄成分だけでも高級アルコール系、石けん系、アミノ酸系など成分名を見ただけで、ある程度わかる人はわかるかと思います。
ただ同じ成分名であっても、メーカーによって配合目的が違ったりもしますし、配合されている他の成分との相乗効果を狙っている製品もあるので、単一の成分名だけでシャンプーの良し悪しを決めるのはどうかと思います。
これでいうと成分名だけで行われるシャンプー解析も鵜呑みにし過ぎない方がいい。ということになります。
成分だけにポイントを絞ったシャンプー解析は、あくまでも成分の特徴を述べているに過ぎないし、実際に使った人のレビューだとしても、あくまでも個人の感想に過ぎないので参考程度にとどめた方がいいでしょう。
シャンプーは自分に合っていなければ意味がない
どんなに成分にこだわって「頭皮や髪にやさしい」「脱脂力が弱い」「頭皮を乾燥させない」「フケやかゆみを防ぐ」などといった特徴をうたうシャンプーを選んだとしても、自分に合っていなければ何の解決にもなりません。
まずは自分の頭皮と髪の状態をできるだけ正確に把握することです。 特に洗浄力は大事。
洗浄力が強すぎると刺激も強い。
かといって弱すぎると汚れを落としきれず残ってしまうことがトラブルの引き金となってしまう。
つまり自分の「落としたい汚れ」の程度に見合った洗浄力が必要になるということです。
頭皮環境を健やかに保つには、頭皮の汚れや皮脂を落としすぎることもダメだけど、逆に汚れを残したまま放っておくこともダメなので、頭皮や髪の悩みをできるだけ正確に把握して、それに見合ったシャンプー選びができるようになりましょう。
シャンプーの洗浄力をクレンジングで例えると
洗浄力の話で言うと女性ならクレンジングに例えるとわかりやすいかもしれません。
「オイルクレンジングは洗浄力が強すぎるので使わない」という人も多ければ、実際には「汚れ落ちがいいので使っている」という人も多いですよね。
クレンジングそのものはメイクや皮脂などの汚れを落とすために行われることなので、ここはキレイサッパリと汚れを落としきりたいはず。
それなのに、
「洗浄力が強すぎる」「肌への刺激が強い」
といった理由で
「洗浄力がマイルド」「洗浄力が弱いので肌にやさしい」
こうしたクレンジング剤を選びますか?
肌に優しい方がもちろんいいに決まっていますが、その前にメイクなどの汚れをしっかり落とせなければ、結局洗浄力の強いオイルクレンジングなどを選んでしまうと思います。
クレンジングの汚れ落ちが悪いとゴシゴシ洗いの原因になりますし、こうした行為の方がむしろ肌への刺激が強く自分で肌を傷めてしまうことになりますからね。
また顔の肌質によっても選ぶクレンジング剤は変わってきますよね。
これは頭皮も同じことが言えます。
メイクなど顔の汚れであれば目に見えて「落ちた、残っている」の判断がしやすいですが、頭皮は目に見えての汚れ落ちを確認できないのでメーカーのうたい文句や成分の特徴で判断するしかないんですよね。
なら逆に聞きますが、自分に合った成分名をピンポイントで言えますか?
まとめ
頭皮や髪の悩みでシャンプー選びをする際は、単に成分名だけで選ばないことをお勧めします。
「自分に合った洗浄剤」「肌に合わない成分」などは人によって違うので、サンプルが用意されているなら、まずはサンプルを使って製品の使用感を確かめてみましょう。
成分にはそれぞれ特徴があり、他の成分との兼ね合いもあるので、単一成分だけでシャンプーの良し悪しを判断するのは、もうやめにしましょう。
だって医薬部外品に至っては全成分表示の必要がないため、実際にどんな成分が使われているかなんてわからないのだから。