1日1回の洗髪でも「洗いすぎ」とされる日本人
「日本人は○○しすぎ」とよく言われますが「1日1回髪を洗うのも洗いすぎ」と言われていることをご存知ですか。海外では毎日洗わないそうですよ。
水質の違いなど細かいところまで比較すれば条件の違いはいろいろ出てきますが、だとしても一日一回の洗髪は洗いすぎなのだとか。
こうした日本人特有の洗髪のし過ぎも、頭皮や髪のトラブルの原因になっているようです。
そう言われても頭皮トラブルがあると尚更、頭皮を清潔に保ちたいという思いが強く、習慣化してしまった洗髪習慣を今さら変えろと言われても無理ですよね。
洗いすぎることのデメリットとは
シャンプーには何かしらの洗浄剤が配合されているわけで、洗髪のたびにシャンプーを使うということは、その度に洗浄剤で頭皮や髪が洗われているということ。
【皮脂のとりすぎ】
手肌も食器洗いなどの水仕事が続くと荒れますよね。頭皮もそれと同じでシャンプーを使って洗い過ぎると頭皮の皮脂を取りすぎることになります。必要な皮脂まで洗い流してしまうことで頭皮は乾燥し皮脂が必要以上に出て、痒み、フケなどのトラブルの原因になります。
ただ皮脂の分泌量に関しては個人により異なるので、人によっては一日一回が洗いすぎかもしれないけれど、皮脂量が多く頭皮トラブルを招いてしまっている人にすれば洗いすぎとは言えない。というケースもあります。
すでに頭皮トラブルが気になっているなら対策のための洗髪は必要ですが、特にトラブルがなく今後のトラブル予防として洗髪を見直したい。と考えているなら、二日に一回にしてみてもいいかもしれません。
やみくもにシャンプーの回数を減らしすぎるのも問題
シャンプーの回数が多すぎると言うなら、逆に減らしてやろう。と汗をかいても整髪料を使っても洗わない日が続く…。という極端なケースも問題です。
整髪料を使ったらちゃんと洗わないといけないし、真夏やスポーツ後など汗をかいた後も頭皮の清潔のために洗わないといけません。またシャンプーを休むことで皮脂で頭皮がべたついてしまうという人もそうです。
やみくもにシャンプーの回数を減らしすぎると、汗や汚れや皮脂や整髪剤など様々なものが頭皮に残り続け、これにより不潔な状態が続き雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。頭皮で雑菌が繁殖すると炎症が起こり、抜け毛などの原因となってしまうため逆効果です。
なので自分の頭皮と髪の状態と相談しながら、「休みで外出しておらず汗をかいていない日はシャンプーを休んでみる」など洗髪の頻度を見直してみるといいでしょう。
まとめ
洗いすぎもダメだし、洗わなすぎもダメです。
シャンプーのし過ぎは頭皮の角質を剥がしやすくするだけでなく、必要な皮脂まで取り除いてしまうため、刺激に弱い頭皮となってしまい過保護にケアしてあげないといけなくなってしまいます。
これでは、ちょっとケアを誤っただけで抜け毛やニオイなどトラブルの原因になってしまうのも納得です。
頭皮環境によって適切な洗髪の頻度は人それぞれ変わってくるので、頭皮トラブル予防のためにも毎日洗っている人は、洗髪を休む日を作ってみるのもおすすめです。