頭皮が乾燥する原因で考えられること
乾燥した頭皮をケアせず放置し続けると薄毛や炎症の原因になるなどトラブルを招いては改善しにくくなってしまうため、気づいた時に適したケアをしてあげることが大切です。
とはいえ乾燥頭皮の原因は年齢的なものもあります。
例えば加齢によるホルモン減少で皮脂量が減る。など。
これは顔の肌質でも言えることですが年齢を重ねるに伴い乾燥肌になる人が増えます。
しかも厄介なことに自分ではオイリーで皮脂が多いと思っていても、実際には乾燥していることが原因で皮脂が増えていた。ということもあります。
この場合は皮脂対策としてまず頭皮の乾燥対策をしなければ、皮脂トラブルも改善されないということになります。
次いで季節的なことが原因となっている場合、空気が乾燥しやすい冬や低い気温で新陳代謝が悪くなることも乾燥の原因になります。
さらにストレス、洗浄力が強力なシャンプーの使用、カラーやパーマなどの薬剤、紫外線、シャンプー時の湯の温度が高い、偏った栄養など実に多岐にわたります。
乾燥頭皮による頭皮トラブル
頭皮が乾燥していることで起こる頭皮トラブルには次のようなものがあります。
頭皮ニキビ、かゆみ、フケ、湿疹、抜け毛、薄毛、皮脂の分泌量が増えることによる皮脂トラブル、痒みを我慢できずかきむしることによる炎症などなど。
乾燥は様々なトラブルを招く原因となり結果、薄毛に。
というのも乾燥した状態というのは皮脂汚れや古い角栓が増え、シャンプーでも落とせず残ったまま毛穴をふさいでしまい抜け毛を誘発してしうからです。
また頭皮も皮膚なのでターンオーバーと呼ばれる新陳代謝が行われます。これが乱れるとかゆみ、フケ、炎症などのトラブルの原因になります。
こうした頭皮トラブルの根本的な原因が乾燥からくるものであると知らず、間違った対策ばかりしていると頭皮環境をさらに悪化させ、乾燥だけでなく別のトラブルの改善まで困難にさせてしまうことがあります。
そうなる前に乾燥頭皮には乾燥を改善する対策をしていかなければなりません。
乾燥した頭皮に高級アルコール系シャンプーはNG
高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強すぎるがゆえに頭皮の皮脂を根こそぎ洗い落としてしまいます。
実はこれいいように思えますが、汚れを落とすならいいのですが皮脂を落としすぎるのはよくありません。
皮脂を根こそぎ洗い流すということは頭皮がダメージを受けやすくなり、乾燥の原因にもなるということです。
シャンプーの洗浄剤の中でも洗浄力が強力とされる高級アルコール系シャンプーは、食器用洗剤など手荒れの原因になりやすい製品と同等程度とも言われているほどです。
食器用洗剤で頭皮を洗えますか?
それだけの洗浄力だと確かに皮脂や汚れは落ちるかもしれませんが、必要な皮脂まで落としすぎてしまうのではダメですよね。
ドラッグストアなどで手に入りやすい1000円以下の安価なシャンプーに多いので注意してください。
アミノ酸系がいいとよく言われますが、使われる洗浄力が弱すぎても汚れ落ちが悪くなるので、アミノ酸系ならどれでもいい…という選び方もよくありません。
まとめ
乾燥する頭皮のシャンプー選びでは洗浄力が強すぎないものを選ぶか、予洗いとすすぎに時間をかけてシャンプー洗いをサッと済ませるかにしましょう。
どんなにシャンプーだけ変えても季節的な要因や紫外線ダメージ、シャンプーの間違ったやり方など、乾燥の原因は他にも様々あるのでそれらも総合的に対策していく必要があります。
例えば夏。
汗をたくさんかくからと言って何度もシャンプーを使って洗いすぎするのはNGです。シャンプーのし過ぎは頭皮の乾燥を招きます。
最後にシャンプーの時のお湯の温度ですが、熱すぎる温度もまた乾燥の原因となるので、ぬるま湯くらいがおすすめです。
予洗いとすすぎは、それぞれ2~4分ほど時間をかけて丁寧に。予洗いであらかた汚れを落とし、すすぎは汚れもシャンプー剤も残さないように、とにかくじっくり頭皮全体をモミモミしましょう。